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合理的配慮 ~読みについて~

学習障害の中で「読み」にかかわる障害がある場合の
合理的配慮について、考えられる範囲でまとめてみました。


・授業中、みんなの前で教科書を音読させない

・クラスの前から後のように、並び順に音読させない
 (当てられていないことがわからないよう、ランダムに音読させてる)

・やむを得ず音読させる場合は、あらかじめ読む場所を教え、練習させる

・些細な読み間違いを指摘しない

・一字一句間違えない完璧な音読を求めない

・音読の宿題を与えない



・テストやプリントは行間をあける(枚数が増えてもよい)

・色のついた下敷き越しに読むことを許可する

・文字はゴシック体

・ざら紙など、ベージュがかった紙への印刷は見づらいので、白い紙に印刷する
 (クリーム色などのほうが良い場合もあるが、個人による)

・英語、数学などであっても手書きは避ける



・障害の程度により、漢字にはルビをふる

・テストは音声読み上げ、もしくは代読を認める



・デイジー教科書の利用を認める




他にもあるかもしれません。

読みの障害といっても、個人個人で違いがありますし、必要な配慮はそれぞれに

違ってきます。



何より増して必要なことは、

「読みが苦手な子どもがいるということを理解する」

ことだと思います。


あまりにも、学校はこのことに関して無知すぎるのではなかろうかと思います。

こういった障害とその配慮をお願いすると、

すごい勢いで、まるで珍獣かのようにみられるのも辟易しますし、

逆に少しちゃんと読んだり、書いたりすると、

「えーーできるじゃない!! 健常の子より良くできるよ!」と褒められるのも

いかがなものかと思います。




また、ディスレクシアの子どもたちの中には、人の感情を読み取るのに

優れた嗅覚を持っている子どもいますので、少しでも

「え、うそ!?」とか「面倒くさい…」とか思うと、途端に

反発してかかってくる場合もありますし、同時に本人の自己否定感から二次障害を

引き起こす場合もあるかと思います。



「読みの障害があるんだ~」となったら、

上記のことを、サッとセットにして、学校が対応してくれ、

保護者のほうから、この部分の配慮は必要ありませんというくらいに

なればいいのになと思います。




by decoboco-support | 2017-05-17 15:19 | 学習障害

息子ロンちゃんは小4で不登校デビュー。歌とオペラとピアノとコーヒーと刺身を愛する2e。


by Tomo.T
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