人気ブログランキング | 話題のタグを見る

大人の発達障害 ~ADHD~

年の瀬も押し迫ってきました。

今日は私のことです。診断は受けてませんが、ロンちゃんのことをいろいろ
調べたり、発達障害の勉強をしていく中で、
ADHDの特性があるんではないか、と気が付きました。

大人の発達障害って最近よく聞くけど、
別に大人になってから、障害になったわけでないから。
しかも、障害ってわけでもないし。
でもそれは私に当てはまることであって、障害という言葉で
ホッとする人がいるのかもしれん。ロンちゃんみたいに
障害やったんや~これでつじつまが合うわ!と思う人もおられるでしょうね。

それなりに生きづらいなぁとか、周りの人と比べてどうしてこんなだろうとか
思ってはいるけど、特段、表に出すほどの困難さはなく、
特に勉強ができてさえいたら、スルスルと高校、大学、就職と
うまくやってこれることも多いわけで、
子どもができて、その時に、子どもにいろいろな困難さが出て
いろいろ学んでいくうえで、えっ!私もかい?って
なる場合もあるようです。まさに私もやけど。

たぶん私はのめり込むと集中力はあって(過集中)、
中高と部活一色、大学受験間際に勉強一色、
大学時代もサークル一色、就職したら仕事一色、で
うまく?やってきたんだわね。

一部のADHDの人は営業好成績っていうのもうなづけるわけで。
あまり空気読まずに、飛び込めるし。(笑)

ADHDは営業向きでないという情報もあるので、個人差が
大きいところだと思います。

営業でのコミュニケーションって、ある意味形式的というのか、
目的がちゃんとあるコミュニケーションだから、
ママ友とかとの薄くて緩い会話はしないからね。
常に目標は〇〇を売り込むのみ!だから
やりやすいんだわね。
もちろん、緩い会話もしますけど、その目的は営業ですから。

きっとADHDという素質に加えて、ADDがどれくらい入っているのかとか、
ギフテッドの特性をもつのかどうかとか、多面的に考えないと
いけないんだとおもいます。
そういう意味で、自分のことをよくわかってくれるカウンセラーや
少なくても一緒に考えてくれる他人の存在というのは
必要でしょうね。

さて、年末ということで年賀状つくりやお掃除などしなきゃいけないのですが、
どうも後回しにしてしまってます。ホントにね、嫌なの。
後回しなの…

ADHDの3つの特徴といわれているのが、多動性、不注意、衝動性です。
多動といっても、体の動きだけでなく、脳内多動もあるからね。
頭の中が常に忙しいの。

一説によると、ADHDは時間の概念障害のようなものであって、
例えば、目をつむって1分経ったと思われるところで手をあげるというのを
やってみて、早めに手を挙げてしまうのがADHD特性が強い人
みたいです。60数えちゃダメですよ。ポヤッとしててね。

ちなみにロンちゃんは35秒で手を挙げ、コロンちゃんも40秒、
私も頑張って35秒くらいでした。パパにもやってもらったら
35秒やったね。半分ちょいすぎって何かあるのでしょうかね。みんな同じ。

だから、5分待ってねと言われても、その5分が定型発達者より
長く感じてしまって、まだ?まだ??まだ~???となってしまうから、
衝動的と思われるように、何かをやらかしてしまう、待てない。

同じ10分の中に何でもかんでも突っ込みたがるから、
あれもやってこれもやって、あ~そうだ、あれもやらなきゃと思って、
どれにも手がつかない。当然、ひとつひとつに注意を維持できないから
不注意である。

やる気がでなくて、後回しにしてしまうのは、
飽きっぽくて、次々に新しいことに興味を持つが
同じことの繰り返しは苦手であるというせいでもあるし、
結果が明確でなく、すぐに結果が出ないことにはやる気が出ない。
やってはいけないことにも、歯止めがききづらい、ついつい
やってしまう。

脳が刺激を欲しているの。つまらないことはやりたくないの!
皿洗って、拭いて、片付けるなんて、ルーティンワーク嫌なの。
脳内が暴走してるから、ついつい暴走を抑えるために手軽な刺激を求めちゃうの。
だから、依存症の人も多いのよ。パチンコとかゲームとか、主婦もFXとか
ハマってる人はADHD傾向にあるのではないか?

うまくハマるような仕事につくことができれば、
本来の過集中でもって、いい仕事できるのですが、
そうでない場合は転職を繰り返して、社会的な地位が築けない場合がある。
そのストレスで依存症にでもなれば、収入の道も途絶えたりして、
社会的にも壊滅状態になったりもする。

そういう危険性をはらんでいるのが、ADHDなのです。

ADHDは学齢期で3~7%の出現率、アメリカではDSM-Ⅴによる
診断基準では5%、政府統計では11%の子どもがADHDだそうです。

大人では、海外では人口の2.5%~4.4%、日本国内では1.65%。

日本で少ない数字となっているのは、まだまだ認知されていない
こともあるのでしょう。

いずれも大人になると減少しているのは、
先ほど書きました、時間概念という点で年を取ると時間を短く
感じるようになるということに関係しているようです。

だから、大人になると身体的な多動は落ち着く傾向に
ありますし、不注意もメモをとったり、代替の方策を講じることに
長けてきますので、困り感が少なくなるケースがある。

すべての発達障害に言えることですが、
障害そのものについて、なくすわけにはいかないわけですし、
そもそもなくすべきであるほど、悪いものでもない。

ただ、自分の特性をよく知り、苦手なことと得意なことを
理解しておくこと。人に伝えることができるよう言語化して
おくこと。

自分の特性が生かせる居場所を見つけ、そこに身を置くこと。
それをできる限り若い段階で身につけておくことが必要だと思います。


というわけで、今年から始めたこのブログですが、
お読みいただきありがとうございました。
来年もまたロンちゃんの進学やら、節目の年の予感がしておりますので、
よろしくお願いいたします。

皆さん、良いお年をお迎えください!


by decoboco-support | 2017-12-29 18:02

息子ロンちゃんは小4で不登校デビュー。歌とオペラとピアノとコーヒーと刺身を愛する2e。


by Tomo.T
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31